Outlook Express と Gmail と Outlook の同期
IMAP を用いた電子メール・クライアントのカスタマイズ方法。IMAP(Internet Message Access Protocol)とは、インターネット上で、メール・クライアントが、メールを保存しているサーバからメールを受信するためのプロトコルのことで、ここでは、IMAP を用いて、Outlook Express に蓄積したメールを Gmail に移転させ、さらに、Gmail と Outlook 2010 を同期させることで、どの端末からでもブラウザを通じてメールにアクセスすることができるようにすると同時に、Outlook のエクスポート機能を用いて、Gmail のメールをローカルに保存することもできるようにする方法を解説します。
1. Gmail で IMAP を有効にする
Gmail にアカウントがないときは、リンク先でアカウントを作ってください。
- Gmail にログインし、ページで右上にある歯車のアイコンをクリック。
- [メール設定] を選択します。
- [メール転送と POP/IMAP] をクリック。
- [IMAP を有効にする] を選択します。
- IMAP クライアントの設定を行い、[変更を保存] をクリック。
- Gmail のアカウントで IMAP を有効にし、[変更を保存] をクリック。
2. Outlook Express から Gmail へメールを移転する
Outlook Express は開発停止となったので、ここから脱出しなければいけません。単純にエクスポートを使って、他のメール・クライアントにメールを移転してもよいのですが、これを機会に、メール管理もクラウドサービスを利用することにしましょう。Outlook Express → Windows Live メール に関しては、このページを参照してください。
- Outlook Express を起動し、[ツール] メニューの [アカウント] をクリックします。
- [追加]→[メール] の順にクリックします。
- [表示名] 欄に名前を入力して、[次へ] をクリックします。
- [電子メールアドレス] 欄に Gmail のメール アドレス (username@gmail.com)を入力し、[次へ] をクリックします。
- [受信メールサーバーの種類]で“IMAP”を選びます。
- [受信メール(POP3、IMAP または HTTP)サーバー] 欄に「imap.gmail.com」と入力します。
- [送信メール(SMTP)サーバー] 欄に「smtp.gmail.com」と入力します。
- [次へ] をクリックし、[アカウント名] 欄に Gmail のユーザー名を入力します。
- [パスワード] 欄に Gmail のパスワードを入力し、[パスワードを保存する]にチェックを入れ、[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
- [アカウント] で [imap.gmail.com] を選択し、[プロパティ] をクリックします。
- [詳細設定] タブをクリックします。
- [送信メール (SMTP)] で、[このサーバーはセキュリティで保護された接続 (SSL) が必要] の横のチェック ボックスをオンにします。
- [送信メール (SMTP)] 欄に「465」と入力します。
- [受信メール (IMAP)] で、[このサーバーはセキュリティで保護された接続 (SSL) が必要] の横のチェック ボックスをオンにします。 ポート番号が "993" に変わります。
- [サーバー] タブをクリックして、[このサーバーは認証が必要] の横のチェック ボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
- [imap.gmail.com] を右クリックして、[リセット]を選択し、Gmail のフォルダをダウンロード。
- ローカルの[受信トレイ]内にメールがあるときは、それらを選択して、 [imap.gmail.com] の[受信トレイ]にドラッグ&ドロップします。
- メールをフォルダごとに分類したい時は、Gmail で[設定]→[ラベル]→[新しいラベルを作成]と進み、ローカルにあるのと同じフォルダを新たに作ります。
- [imap.gmail.com] を右クリックして、[リセット]を選択し、新たに作ったフォルダを反映させます。
- ローカルにあるフォルダ内のメールを [imap.gmail.com] 内にある該当フォルダにドラッグ&ドロップさせます。
3. Gmail で他のアドレスのメールを送受信
アカウント@gmail.com は変更できないので、変更可能なメールアドレスを使って送受信していれば、スパム対策になります。
- Gmail ページの上部にある [メール設定] をクリックし、[アカウントとインポート]→[POP3 を使用したメッセージの確認]→ [POP3 のメール アカウントを追加] へと進みます。
- アクセスするアカウントのメールアドレスを入力し、[次のステップ] をクリックします。
- ユーザー名、パスワード、POP サーバー、ポートを正しく入力します。
- メールアカウントから取得した各メッセージのコピーを保存する場合は、[受信したメッセージのコピーをサーバーに残す]のチェック・ボックスをオンにします。こうすると、メールには他のアカウントと Gmail のどちらからでもアクセスすることができます。
- 受信するメール アカウントが Secure Sockets Layer (SSL) 暗号化をサポートしている場合は、このオプションをオンにして、すべての情報をセキュリティで保護された接続を使用して送信することができます。
- Google 以外のアカウントから取得したすべてのメールに自動的にラベルを付けるには、 [受信したメッセージにラベルを付ける]をオンにします。あらかじめ定義されたラベル(メールアドレス)を使用するよう選択できるほか、プルダウンリストから既存のラベルを選択したり、新しいラベルを作成したりできます。
- [受信したメッセージを受信トレイに保存せずにアーカイブする]をオンにすると、 このアカウントからのメールを受信トレイに表示しないで、直接アーカイブすることができます。
- 設定が終了したら、[アカウントを追加] をクリックします。
- 「さらに XXX からメールの送信もできるようにしますか? 」と尋ねられるので、Gmail で作成したメールを、登録したメール・アカウントから送信したように見せるには、[はい] をクリックします。
- 確認メールが送られてくるので、メール内のリンクをクリックして、リクエストを承認します。
4. Gmail から Outlook にメールをダウンロードする
メール・クライアントは、何でもかまいませんが、ここでは、Outlook 2010 を例にとります。
- Outlook 2010 を立ち上げ、[ファイル]タブをクリックします。
- [アカウント設定]をクリックし、「アカウントを追加または削除云々」をクリックします。
- [アカウント設定]ウィンドウの[新規]をクリックします。
- [電子メールアカウント]のチェック・ボックスをオンにして、[次へ]をクリックします。
- 「名前」、「電子メールアドレス」、「パスワード」を入力して、[次へ]をクリックします。
- 接続が成功すれば、完了です。
- [送受信]タブを選んで、[すべてのフォルダーを送受信]をクリックすれば、Gmail から Outlook にメールがすべてダウンロードされます。
5. Outlook Express から Outlook へアドレス帳を移転する
Outlook Express のアドレス帳は、“.WAB”拡張子でエクスポートしても、Outlook 2010 にはインポートできません。“.csv”拡張子でエクスポートした後、エクセルで開き、タブで区切ったテキストファイル(.txt)として保存しておきます。
- Outlook 2010 を起動し、[ファイル] メニューをクリックします。
- [開く] メニューの [インポート] をクリックします。インポート/エクスポートのウィザードが開きます。
- [他のプログラムまたはファイルからのインポート] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [テキスト ファイル(Windows、タブ区切り)] をクリックし、[次へ] をクリックします。
- [参照] をクリックし、インポートするテキストファイルを選択して、[OK] をクリックします。
- [インポート先のフォルダ]で[連絡先候補]を選び、[次へ]をクリックします。
- [完了] をクリックしてアドレス帳をインポートします。
6. Outlook のメールをバックアップする
将来、Google が Gmail のサービスを停止するかもしれません。その場合でも、メールメッセージが人質にならないように、ローカルにバックアップを保存しておきましょう。
- Outlook 2010 の [ファイル] タブの [開く] をクリックし、[インポート] をクリック。
- [インポート/エクスポート ウィザード]の[ファイルにエクスポート]を選んで、[次へ] をクリック。
- 「エクスポートするファイルの種類を選択してください」のダイアログ・ボックスで、[Outlook データファイル (pst)] を選び、[次へ] をクリック。
- 「エクスポートするフォルダー」のダイアログ・ボックスで、バックアップしたいフォルダーを選択し、[サブフォルダーを含む]のチェック・ボックスをオンにして、[次へ] をクリック。
- 「Outlook データ ファイルのエクスポート」のダイアログ・ボックスで、バックアップ・データをエクスポートするフォルダーとファイル名を指定し、[完了] をクリック。
- パスワードを設定します。パスワードを設定する必要がないなら、そのまま [OK] をクリック。
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